怪奇

夏も終わろうかという9月6日、常識では考えられないことが起こった( ^ω^)おいすー

バイト連勤も7日目に入り、1周して疲れなど溜まらなくなっていた。

昨日から店長は遅い夏休みに入り、5連休の途中であった。

調理場は自分とチーフと他店のヘルプ1人

ホールは女の子2人と他店のヘルプ2人

といった、平日では普通の人数である。

空き時間があったので、チーフに細かい調理のコツや仕込みの仕方を教わり、

チーフやっぱすっげえええと思いながら平穏な業務をこなし、営業時間も終わった

今日は23時半には終わるぞ!と思い、片付けを行っていたところ怒鳴り声が聞こえてきた

?「責任とれんのかよ!」

何事だ?と思い覗いてみると、お客さんらしき人が従業員と向かい合っていた。

うちはホールと調理場が暖簾で仕切られてて、調理場の方にお客さんが来ることはないのだが、

その暖簾を越えてお客さんが来ていたのにまず驚く

そして、なにやらごちゃごちゃ言っているが聞こえない。

クレーマーかな?まあすぐ収まるだろ…と思い、掃除していた。

しばらくして、同じ調理場にいたヘルプの人から聞くと、

お客さんのジッポが無くなったらしい」とのこと。詳しく聞いてみると

ラストのお客さんで、お客さんが帰った後、ホールの人が片付けをしているとテーブルの上にジッポの忘れ物があった

後で取りに来るかと思い、とりあえず食器と一緒に下げておいた

10分程してそのお客さんが取りに戻ってくる

ジッポありましたよ。と言って自分の置いた所に戻ると無い

食器と一緒に片付けられたか?と思い、中の人に聞いてみるが皆知らない

なんでそんな短時間で消えるんだよ!←お客さんが怒る

といった感じであった。調理場にいた自分はもちろん見ていない。

すぐ見つかるだろーと思い、片付けを続けていたが、何やらバタバタしていた

12時過ぎぐらいになり、片付けも終わって、まだ見つかんないのかなーと思っていると

チーフ「ちょっとみんな前出て」

(´・ω・`)え

行ってみるとお客さんの前にホールの人がみんな並んでたので並ぶことに

ここで気付いたがお客さんは50代夫婦、30代息子と言った感じ

そして、なによりまずいなーと思ったのが、どう見てもみなさんいわゆるDQN。

中でも息子が一番のDQNらしく、言動が荒い荒い。

チーフが対応していたが、探しても無いものを、出せ!出せ!の一点張り

(´・ω・`)この人どうしたいんだろう?

と思って罵声を聞いていると

チーフ「( ´,_ゝ`)プッ」

(; ・`д・´)(笑っちゃったよ!!!!!!)

これにDQNブチ切れ。

そりゃ笑うよ、だって言ってることおかしいし、言っちゃ悪いが怒ってる顔もおかしいんだもん

チーフが胸倉つかまれたところで

チーフ「ちょっと警察呼んで」

(; ・`д・´)(何!?)

結局呼ばなかったが、呼んでもよかったと思う、相当興奮してたし言葉通じないし

その後もDQNに少ない語彙力で罵声を浴びせられた

ちなみに父親はまだ良識あるようで(無いものを出せとは言うが)

興奮している息子を止めていた。正直止めてなくてもこっちが止めるが。男3人居るし

しばらく話して(話が5回ぐらい堂々巡り)もう一度探すことに

その後もずっと探した。ふたの裏からビールケースの中、ゴミを漁って…

正直、絶対ないと思うところまで探した。それでも出てこなかった。

途中DQNが全員の荷物検査しろと言っているらしいと聞いたが、結局やらなかった。

まあ普段はラノベとか入ってるけど今日はたまたま入れてなかったのでしてもらっても問題なかったがw

時刻は25時過ぎになり、チーフに呼ばれる

チーフ「誰かが盗ったとしか考えられないところまできてるので、今から一人づつ話しを聞くから、持ってる人は正直に出てね」

まあお客さんの建前上やることだと思った。チーフは誰も疑っちゃいない

1人1人事務室に入って話をしていった。自分は全然関わりのない所にいたのですぐ済んだ。

そして全員と話しをしたが出てこなかった。当たり前。

ここで店長登場。休みなのにお疲れ様です…

しばらくまた探して、また今度は店長と1対1で話すことに。

自分の番になり、事務室に行こうとしたところ、店長がDQN家族に呼び止められる

そしてまた同じ話を繰り返し聞かされる。何回も何回も何回も何回も…

(´・ω・`)自分で同じことしか言ってないことに気づいてないのか?

(#゚Д゚)「あのな、普通に考えてジッポが勝手にどっかいくか?」

(#゚Д゚)「クーラーで飛ぶか?飛ばねえよな?じゃあ誰かが持ってったとしか考えらんねえんだよ!」

(#゚Д゚)「お前らの中の一人が絶対嘘ついてんだよ!」

(#゚Д゚)「お前店長だろーが!どうまとめてくれんだよ!」

(#゚Д゚)「まだチーフの方が男らしかったぞ!」笑ったけどねw

(#゚Д゚)「おれなら下の人間殴ってでも吐かせられるぞ!」こんな上司絶対無理w

もう手に負えないと思ったのか、

店長「では警察を呼ぶので…」

(#゚Д゚)「あー呼んじゃうんだ、店長じゃまとまんなかったってことだね?へー」

(#゚Д゚)母「呼んじゃうんですか、それでも店長なんですか、はぇー」

(#゚Д゚)「じゃあみんなパクられちゃうよ?いいのそれで?」いや証拠もないのにそれはないです

(#゚Д゚)「従業員信用してんでしょ?矛盾してるよね?そう思わない?」矛盾してるのはそちらですから

そしてこの顔である

          _____
        /        \
      / /・\  /・\ \
      |    ̄ ̄    ̄ ̄   |ねぇ?どうすんの?
      |    (_人_)     |
      |     \   |     |
      \     \_|    / 

(´・ω・`)うわ、うわ、うわ、うっざ!顔うっざ!

ここで店長財布を取り出す。

(#゚Д゚)「あのね、お金じゃないんだよ、お金で買えないものってあるでしょう?」PRICERESS!

息子から父親へのプレゼントらしい。シリアルナンバー(笑)入り

(#゚Д゚)父「いいからそれしまって」

(#゚Д゚)父「うちらはただ、その物が出て来たらそれでいいんだわ」だから無いんだっての

それからまたしばらく矛盾螺旋が続き、DQNが驚くべき発言をする。

(#゚Д゚)「じゃあさ、ここにいる従業員1人1人の大事なもの一つづつ出せよ、それと引き換えだよ!」

(; ・`д・´)なっなんだってー!?

(#゚Д゚)「そしたらお前らも真面目に探すだろ?あ?」

(#゚Д゚)「言っとくけど、見つかるまで帰んないから」

これをさも名案かのように連呼。連呼。連呼。

もちろんそんなこと聞きいれるわけもなく、もう1度探すことに

そして、探しつくしてもう探すところもなくなった26時頃、DQN共は帰っていった

(´・ω・`)見つかるまで帰らないんじゃなかったのかい?

そしてまたしばらく探していた26時半頃…

チーフ「あったよ」

(;゙゚'ω゚')
みっかっちゃった!

どうやら紛失現場近くの用事入れの中にあった模様。

なぜそんなところにあったのか、隠したとしても誰も得しないし、謎が謎を呼ぶ。

すぐに店長が電話して、あったことを連絡していた。

従業員同士しばらく話をして、激ネムの中家路につき、就寝したのは夜も明け始める午前4時であった…

怪奇現象ってのはありますが、ある意味それより怖いのはDQNの言動であったのだった…



一応最後にお約束。

※この物語はフィクションであり、実在の人物及び団体とは一切関係ありません。