おっさん来ていいこと言って帰ってった

ポメラをめっきり使わなくなった( ´ー`)y-~~おいすー

ベンチャーから学ぶマネジメント」レポート課題

東急ホテルズ 取締役相談役 梅原一剛

講演を聴いて同意できることとそうでないことについて2つ以上取り上げて自分の意見を述べよ。

梅原氏はまず、全体に向けて「正月は何をしていましたか?」と聞かれました。
それに加え、「何か他の人と違ったことをした方はいますか?」と聞かれました。
1人の学生が「僕はアルバイトをした。」と答えましたが、それは自分もしていましたし(大晦日は23時まで、元旦は朝9時半から夜まで働きました)、そんなことは大学生である以上珍しくもなんとも有りません。
梅原氏はひと通り聞いたあと、「私はスキーをしていました。海外で働いている間も、毎年必ず年末年始はスキーをしていました。」さらに続けて「自分の好きな時間に好きなことをできないのはおかしいです。」とおっしゃりましたが、僕はこの言葉を鵜呑みすることはできませんでした。何かが喉に引っかかりました。
それは、「単なる綺麗事を行っているに過ぎない」、と。今、会社に努めているサラリーマンのほとんどが口をそろえてそう言うでしょう。しかし、それが常識であり、そのことに対して何ら疑問も持たないのはたしかにおかしいとは思います。
僕は去年、地元の高知でフリーター生活を送っていました。その時にあるホテルで働いていたのですが、ホテルの内情を知って驚きました。なんと、従業員の給料がバイトである自分よりも低かったのです。朝から晩まで働いてそれです。そこには、「自分の好きな時間に好きなことを出来ていないが、そのことに対して何ら疑問を持っていない人」が働いていました。しかし、それはある意味しょうがないのです。なぜなら、他に仕事が無い。転職ができない。そんな自由がない世界で彼らは生きているのです。これはそこに限ったことではないでしょう。

さて、梅原氏は他にも、「就社と就職の違い」について述べられました、
この点については、大いに同意できます。日本では大学受験の際に文系・理系の進路選択を迫られますが、ここですでに就社と就職の違いを考えて決定するかどうかが関わってくるでしょう。つまり、普通のサラリーマンになりたいといった人は就社を考えていて、将来こんな事業に関わりたいといった人は就職を考えていると思います。
私は、人には公務員の道を進められましたが、公務員の仕事に魅力を感じず、理系という道を選びました。そこには、就社ではなく就職を目指した考えがあったと思います。
しかし、これが就職活動になると話は変わってくるでしょう。就職という意志を持ちつつも、何十社も受けて採用されなければ就社でいいから働きたいと思うでしょう。生きていくためにはそのプライドは捨てなくてはならなくなります。
就職でなく、就社をさせているのは、日本の企業、ひいては経済に問題があるのです。上でも申し上げたとおり、日本の社会では自由がほとんどききません。その辺の現状を踏まえないと、こういったことを唱えたところで、意味を成さないでしょう。
ちゃんと就職し、プロになれる人なんてほんの一握りです。そもそも、自分がプロになれたからと言って、他の人も同じようにプロになれるのであれば、プロという言葉自体が意味を持たなくなります。本当にプロになる人を育てたいのであれば、就社したい人よりも就職したい人を多くとるべきだと思います。

そして梅原氏は「ベンチャー企業の方に経営の経験を聞いても意味が無い」とおっしゃりました。確かに、他人の経験を聞いたところで自分の経験になることはありません。それなのに、自分の経験どころか、他人の経験をさも得意げに話す輩がいるのも事実です。経験というのは自分で体験して初めて身になるものだと思います。これから僕は自分の経験を増やしていきたいと思います。そのためには、多少時間を縛られることも苦にはなりません。

話を聞いていて、わざと反論される点を作っているようにも思えた。